やっと、終わったって感じですね。
 「秘密の後に彷徨う」、ようやく終わりました。何かもう、伏線の回収出来なさに定評のある倖ですすいません。ファンタジーですから!幻想奇談ですから!そう言う事にしておいて下さい。
 取りあえず、非常に分かりづらい小説ですみませんでした。やっぱり、エピローグに当たる部分を膨らませて書いても無理が有りましたね← でも、書いている本人は凄く楽しかったです。
 今回は、大体のキャラを掴むために書いた様な物でもあって、本当ならこの小説達を踏まえて、斎藤君が書いた物語が始まるんですが、奈何せん時間が有りそうにないです。書きたいですけどねー。そちらが本編なので、書かない事にはどうしようもないと言う感じでもあるんですが。
 
 さて。
 ここからネタばれしかしませんのでお気をつけて下さい。
 
 斎藤君です。斎藤密君です。双子の片割れは秘乃さん。友人は有栖さんです。最後の方にちろっとだけしか出てませんが、本当は密君が主人公です。密君が書いた小説が、第9章の、先輩とランデブーする所で終わる設定なので、その後数年後です。時間軸ばらばら。基本は、5年後で。鴉丸さんはさらに時は過ぎて7年後です。
 小説は、密君の友人やら秘乃さんの友人やら、妹やら先生やらに、斎藤姉弟について語ってもらいました。聞き手はもちろん、三つ編みのあの子です。三つ編みのあの子と言えば、書いている途中で斎藤姉弟がアリスの事を好きすぎて、作者もびっくりのアリス溺愛っぷりでした。あれれ?密君と秘乃さんはひたすら2人でいちゃついて、それにアリスがあきれ顔で介入するっていうスタンスだったのに・・・。ラスト数章を書いている時に、設定を変えてアリスと密をくっつけてしまおうかと思ったくらいです。皆どうした。アリス好きすぎだろお前ら。でも本編の重要度で言ったら密>秘乃>有栖の予定なんだぞ。もうアリス主人公でいいんじゃないかな。
 出てくる人達は、本編(密君の小説の事。これからこう呼びます)で、この3人となにかしらの関わりがある人です。物語がある人と言っても良いかな?本当はもう2,3人いるんですが、出せませんでした。おおぅ・・・。ぼくっ子とかいるのに。
 特に何にも言ってませんでしたが、ちょっとグロかったかもしれませんね。密君、秘乃さん殺っちゃってますし。でも、物語上どうしようもありません。お姉ちゃんを殺す弟と、殺されては生き返る姉が主役ですから。本編はもっとさくさくやっちゃってます。CEROとかにひっかかりそうだな。生き返る云々はもう深く考えたら負けですよ。きっと、それが秘乃さんにとって普通なんです。
 本当は徐々に伏線を回収するつもりが全然できず、結局最後数話で無理矢理回収しました。し切れてない所も多いですが。そもそも伏線と言うものを上手く張れなかった事にも原因が有りますね。まだまだ勉強不足でした。
 一応終わったこのシリーズですが、主役3人は私のお気に入りなので、番外編とか小噺とか唐突に書くと思います。今年中に本編も書けたらいいなぁ。

 それでは、こんなぐだぐだな小説を最後まで読んで下さったあなたに感謝を。


 12/21 倖